ARTICLE

【阪大今昔物語】阪大をモチーフにシンデレラをアレンジしてみた

スクリーンショット 2017-04-26 16.51.23
イッセー

Edited by  イッセー

モットー言います!!
・迷ったらやる!!
・お茶目であれ!!!
・あほスマート!!!

今、今、

阪大のあるところに、

新田れいらという女子大生がいました。

 

彼女は心優しく真面目で、

頼まれたことは断れない控えめな性格でした。

どちらかといえば地味で、いつもメガネをかけるタイプの女子大生でした。

 

そんな彼女を利用する女子大生もいました。

 

利根めい

須田あんな

服部せら

この3人です。

 

 

特に利根は、

性格が悪いが家柄は良い

という最悪なギャップの持ち主で、

残りの2人も逆らえないほど権力をもっていました。

顔はホームベースに化粧をしたような顔でした。

 

 

彼女たちはことあるごとにれいらを利用します。

 

「ごめん、今日名前書いといて!」

「明日提出のレポート見してちょーだい」

「ここ訳すところ代わってくれない?」

 

(嫌われるよりマシだよね、、)

そう思ってれいらはいつも渋々引き受けてしまうのでした。

 

 

利根たち3人はこうやって課題や出席を任せて、

自分たちは新歓や梅田の街に遊びに出かけるのでした。

 

 

この日もまた、3人はれいらに課題をやらせようとしていたのでした。

要求はどんどんエスカレートしていました。

一度お願い事を引き受けるとどんどん断りにくくなるアレです。

 

 

「今日の期末レポート、れいら私らの分やって出しておいてくれない?」

利根は有無を言わさせないような威圧感を漂わせ、れいらに言いました。

 

「お願い!こんどなんか奢るね!」

須田がいいました。奢った試しはありません。

 

「いつも助かるよぉ、れいらってほんと優しいよねぇー」

服部は引き受けてもらう前提で物を言います。

図々しいやつです。

顔はアジアンの隅田に似ていました。

 

 

「でも、、さすがに期末レポートだと同じの4枚も出したら教授にばれちゃうかも、、、」

れいらは言いますが、

 

「違うの4つ書いたらいいじゃん」

利根はいいます。

 

「え、、、うん、、わかった、、。」

それ以上れいらは反論できませんでした。

 

レポート提出をまかせると

3人はユニバに遊びに行ってしまいました。

 

 

「はぁ、4人ぶんも授業のレポート書くなんて大変だよ、、」

れいらは憂鬱になりながら共通棟を出て図書館に向かおうとしていました。

 

そのとき、

ぼーっと歩いていたので、前からくる人に気づかず、ぶつかってしまいました。

れいらはふきとばされ、

おまけに尻餅をついた先に水溜まりがあり、服が汚れてしまいました。

 

「ごめんね!!!大丈夫?!」

 

ずいぶん上の方から聞こえたその声の主を確かめようと、れいらが顔を上げると、そこには背の高いイケメンの青年が手を伸ばしていました。

その手はれいらの手をつかみ軽々と引き上げました。

彼は医学部医学科イケメン高身長、

家はもちろんお金持ちという、スペックおばけでした。

 

「うわ!!、服汚れちゃってる!!、、ほんとごめん、、、

ちょっと待ってて、今時間あるよね!」

 

れいらは状況が飲み込めず、ただその容姿に見とれていると、

その青年はどこかに電話をかけ、

「今から女子用の服何着か用意してくれない?うん、そう、身長は150-160くらい、うん、わかった、お願いねー」

そういって電話を切ると、

「よし、ついてきて!」

と笑顔をむけて、

柴原門までれいらの手を引っ張って連れていきました。

 

れいらはその笑顔をみて、チャーミングだと思ったので、その青年チャーミング王子と心の中で呼ぶことにしました。

 

正門には一台のリムジンが止まっており、

そこからいかにも仕事ができそうな女性が降りてきました。

 

「どろどろじゃない!!ごめんねー、うちの弟が、ちょっと車のって!」

 

そういってれいらが車で連れていかれた先は、

梅田の高級アパレルショップでした。

王子の姉は株式会社パンプキンという超有名ブランドの女社長だったのです。

 

彼女が店員に一言二言指示をすると、れいらは試着室まで連れていかれ、高そうな服を何枚か渡されました。

着替え終わって試着室を出ると、チャーミング王子が待っていました。

 

「本当にごめんね、その服はプレゼントするし、汚れた服もクリーニング出しておくから」

「いえいえ!、ここまでしてもらえるなんて、、本当に、こちらこそ、ありがとうございます!」

 

れいらは深々とお辞儀をしました。

そのとき、反動でかけていたメガネが落ちました。

メガネはぶつかった時に少し歪んでいたのでした。

れいらが顔を上げると、それを見た王子は思わず息を飲みました。

 

メガネの下のれいらの表情に一目惚れしたのです。

れいらは実はどがつくほどの近眼で、メガネは目が小さくなるほどきついものをしていました。

 

王子れいらの手を取ると遊びにいこうと言って梅田の街へれいらを連れ出しました。

れいらもチャーミング王子のことが好きになっていて、彼の手に身を任せました。

 

「青春だねぇ、、」

遠い目をした姉は2人の背中を見守るのでした。

 

 

れいら王子とのひとときを夢中で過ごしていましたが、

あることを思い出しました。

4人分のレポートです。

課題を4人分かかえていて急がないと間に合わないことを伝えると足早に阪急にのって石橋まで帰りました。

 

王子は彼女の名前を聞くことすらできないまま別れてしまったことを後悔しました。

2人で撮った自撮りの写真を眺めて思い出に浸り、それをインスタにあげました。

 

 

一方その頃、ユニバに行っていた3人たちは

帰りの電車で疲れた疲れたと優先座席でスマホをいじっていました。

「あー、彼氏ほしい」

「あの子別れたんだって」

「まぁそんな気はしてたよねぇ」

口を開けば嫉妬、妬み、陰口でした。

 

「ちょっとまって、これ、れいらじゃない?」

「え、それ医学部の有名なイケメンの人じゃん!なんで!むかつく!!」

れいらがこんな可愛いはずないでしょ、きっと別人よ」

「てか、レポートちゃんと出してくれたのかしら。やってなかったらただじゃおかないんだから。」

 

 

れいらは結局、3人分までのレポートはやりとげましたが、それぞれ利根めい須田あんな服部せらの名前を書いて出し、自分の分までは手がまわりませんでした。

成績発表ではやはり、れいらはその授業の単位を落としていたのでした。

 

 

それから数日後、

医学部パーティーがありました。

そこにはチャーミング王子も友達の誘いで参加していました。

 

コネを使って参加した利根たち3人は、

医学部彼氏を捕まえてやろうという魂胆です。

 

利根は真っ先にチャーミング王子にアプローチしていました。

 

王子はというと、あの出来事からいつもれいらのことを考えていて、

パーティーでも上の空でした。

 

(あの子は今どこで何をしているんだろう。そういえば、この人さっきからずっと俺に喋ってくるな。ホームベースに化粧したみたいな顔だ、、、)

 

そんなことを思っていました。

 

利根はなかなか話に興味を持ってもらえず、やきもきしていましたが、

「私の学科にはとてもお人良しの子がいて、このあいだも『3人分のレポートを出して自分は単位を落とした子』がいるの」

と言うと、

「!?、その単位を落とした子は知り合いかい!?」

王子は目の色を変えて食いつきました。

 

利根はとっさに

「実は私がそうなの」と言いましたが、

冗談は顔だけにしろと凄まれ何も言い返せませんでした。

 

残り二人も

「私がそうよ」と言いますが、

koanを見してと言われると

見事にその授業にはAが付いていたのでした。

 

 

3人は周りから非難され、

逃げるようにその場を去って行きました。

 

 

 

王子はその手がかりから、れいらを探し始めました。

 

「この単位の持ち主を探している」

 

そういって知人をたずねてまわり、

その授業をしていた教授の部屋をつきとめました。

 

「この授業を落とした優秀な女の子はいませんでしたか?」

「それは個人情報だから教えられないなぁ」

「頼みます!そこをなんとか!」

「そう言われてもな、、、」

 

すると、

コンコンとノックの音がしました。

 

「すみません、追加レポートを出しに来たんですが、、」

 

そこにはれいらがいました。

またメガネをかけていましが、王子はすぐにその子がれいらだとわかりました。

 

「やっと見つけた、、」

チャーミング王子、、」

 

2人は結ばれ、いつまでも仲良く暮らしましたとさ。

 

おしまい

 

関連アイコン関連する記事

shortcut
まち歩きvol5
botti
tanni