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【阪大広研連載vol.8】アメリカで活躍するコメディ俳優、柳川朔。 ~阪大から、世界へ~

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阪大のすごい人インタビュー企画”の(前回の記事はこちら

第二弾が実現しました!!

 

周りをはっとさせる、異彩漂うオーラを醸し出しながらインタビューに答えてくれたのは

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大阪大学文学部演劇学専修4回生、柳川朔(やながわさく)くんです。

(→English Version)

 

――現在、学外でかなり演劇活動をされているとのことですが。

主に、アメリカを中心にコメディアン、俳優として活動しています。もともと2014年の8月から10月にかけて、シカゴ、ニューヨーク、ヒューストン、ダラス、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴという7つの都市を廻って、13個の劇場で30本以上のショーに出演しました。スタンダップコメディーは、ひとりでお客さんの前にマイク一本だけで立ってジョークを言うという、アメリカの芸能の本丸にあたるものなのですけれども、それをやりながら、むこうでオーディションも受けました。3000人中4人しか受からないというオーディションに運良く受からせてもらったり、ロビン・ウィリアムスやブルースブラザーズの二人、スティーブ・カレルらを輩出したシカゴの名門劇団、セカンドシティという所で、舞台を踏んだりということも経験できました。今は日本と行ったり来たりしながら舞台に立たせてもらっています。

スタンダップコメディーのみならず、インプロという「即興劇」と訳されるものや、ドイツにてブレヒトのお芝居など、いろいろな種類の舞台に立たせていただいています。映画にも2本出演しましたね。

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――すごいですね。そういうことは、普通はできるものなのですか?

いえいえ。やればきっと誰だってできます。別に、僕だって自分がコメディアン、しかもアメリカでなろうなんて夢にも思っていなかったですから。たまたまテレビで、日本人のコメディアンがアメリカでひとりでやっているというのを見ました。それでFacebookを使って、いきなりその人にメッセージを送って、「僕も是非やりたいです、お会いしていただけませんか?」と言って、ニューヨークに直接会いに行ったんですよ。そこからやってみようと思って、やり出した。

7個の都市でやったのはコメディクラブっていうだいたい280席くらいの劇場なのですが、そこのオーナーに頭を下げて、昼間お皿洗いや床磨きなどの雑用する代わりに夜のステージにプロと一緒に出させてくださいと直談判して回りながら、ステージを踏んでいきました。今まで日本語でしか舞台に立ったことない日本人がいきなり英語だけで表現する舞台に一人で立たなあかんわけですから、そら緊張しました。でもこれがどうしようもなく楽しくて。ビギナーズラックもありますが。ただスベった時は、骨の髄までスベりました。お客さんからハイネケンのビンを投げられた時は泣きそうになりました(笑)でもその経験が今に活きているとも思います。

 

――専門が文学部の演劇学とのことですが、何を学ばれていますか?

演劇学は簡単に言うと、舞台芸術を様々な視点から包括的に研究する学問なのですが、僕自身は、卒業論文のために、自分がアメリカで実践していることを絡めて、「アメリカのポップカルチャーの中でアジア人がどのように表象されてきたのか」ということを、スタンダップコメディーを踏まえながら考えています。

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――演劇学専修にした理由を教えてください。

もともと、高校まで甲子園をめざして野球ばかりやっていました。その後、一年浪人をしたのですが、その期間に、自分がやりたいことを考えたら、舞台芸術だなと。国立大学で演劇を専門に勉強できるのは大阪大学だけなのでこの専修に進みたくて、阪大の文学部を受験しました。研究室には本当に多くの専門、具体的にはシェイクスピアやベケットから能、もっと言えばストリップまで研究している方がいて、本当に勉強になります。以前、知らなかったり興味のなかった分野の舞台芸術の面白さや奥深さに気づかされました。

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