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【阪大広研連載vol.8】アメリカで活躍するコメディ俳優、柳川朔。 ~阪大から、世界へ~

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――以前は本を出されたりしていましたよね。

はい。二十歳のときに詩集(『夢ふる夜に〜Twitterで綴る140文字の文学〜』)を出させていただきました。なにかを創り上げることはとても勇気と根気のいることですが、だからこそひとつひとつの作品に、その人それぞれの息づかいが見て取れて、感動や衝撃、新たな視点を生むのだと思います。

舞台上で表現することも紙の上で表現することも、違いはあれど、自分を表現するという点では基本的には同じラインだと思います。

 

――特に自分に影響を与えた映画や本はありますか?

小さい頃、よくひとりで映画を観ていました。映画を観るとどこか落ち着くという感覚を子どもながらに持っていたのかもしれないです。その中でも特にお気に入りだったのが、ジム・キャリー主演の『エース・ベンチュラ』という映画です。簡単に言えば、ジム・キャリー扮する破天荒なペット探偵が事件を解決していくという痛快なスラップスティック(ドタバタ喜劇)です。ビデオが擦り切れるまでずっと観て、セリフも全部覚えてました。日本語吹き替え版でしたけど(笑)遠い国の言語も文化も違う少年の心を魅了して、その子が大人になってもなお「ジム・キャリーみたいになりたい」って思わせる俳優はやっぱり魅力的ですね。

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本でいえば、『トム・ソーヤの冒険』かなぁと思います。小さい頃読んだきり全く読んでいなかったのですが、去年ちょうどアメリカ行きを決めたころに、マーク・トウェインについて調べてて、読み返したんです。この作品はアメリカの南部、ミズーリ州が舞台になっていて、読んだ当時は何も思わず、ミズーリがどこかも、アメリカがどういうところかさえも全然分からなかったのですが、漠然とアメリカという雄大な土地とそこで繰り広げられる冒険への憧れというものを抱かせてくれました。実際にアメリカで舞台に立つという冒険をしてみると、僕があのとき憧れていたのはこういう場所だったのかと思いました。

 

――やはり、実際にアメリカに行って世界観は変わりましたか?

変わりましたね。当たり前のことが当たり前ではないというか。たとえば、「笑い」というところで見ても、日本の笑いをざっくり見たときに、そのほとんどが「生活」に関するネタだと思うんです。たとえば、昨日スーパーへ行ったらこんなことがあったとか、うちの嫁はんがこうで、とか。ほとんどの場合そういうことがネタになるんですよ。それはなぜかと言うと、比較的少数の人種が、ほぼ同じ文化に根差した生活を共有しているからだなと。つまり「生活」が共通項としてネタになり得るんです。

でもアメリカは本当に多種多様な人種、文化が存在していて、生活が必ずしも共通項になりえない。だから、思想、宗教、政治、レイシャル、科学、セクシャルなものなど、日本ではあまり見ない類の笑いがあるわけです。色んな人種がいるからこそ、各人種のステレオタイプがそれぞれあって、それをお互いが生活の中でジョークにすることによって、「私はあなたの敵ではありません」ということを示して関係を築いてきたという歴史的な背景もあります。

あと、これはアメリカに限ったことではありませんが、世界に出ると「日本てどんな国なの?」や「日本人はなんでそうするの?」「日本の伝統的な芸術ってなんなの?」などと尋ねられると思います。その時に、いかに自分が生まれ育った国に対して無知なのか否が応でも思い知らされます。だからこそ、僕自身も「世界を知るとは日本を知ること」だなぁと世界に実際に行ってみて、自分の目で見て、肌で感じて気付かされました。

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――将来、海外の大学院へ進学されることも視野に入れられているとのことですが。

将来海外の大学院に行くというのも、ひとつのオプションではあります。そのままシカゴの劇団でいくという道もあるけれど、必ずアメリカの大学院には演劇学科があり、しっかりとした理論立った演技の方法があって、成功している俳優の多くはそういうところを出ているので、アメリカのアクティング(演技)の大学院で勉強をしてから羽ばたいていきたいとも考えています。

卒業後は、イェールやNYUなどのアメリカの大学院か、シカゴのセカンドシティで経験を積んでいくかのどちらかですね。

 

――ところで、写真を見ても思うのですが、ビビットカラーの服がお好きなんですね。

まあ好きですね。でも、同じメーカーの同じ型のものを着ているのですが(笑)一番、赤が好きな服です。

 

――でも今日は青なんですね。

洗濯のローテーションですね(笑)

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